2018年 4月のメッセージ 大月 浩史

こんにちは。4月のメッセージを担当させて頂きます、カウンセラーの大月です。最近の自分に起こった出来事をお話ししたいと思います。

 

先日、自分の不注意から利き腕を怪我してしまいました。家族や仕事の関係者にはとても迷惑をかけることになり、また自由に動くことのできないストレスや痛みから、落ち込んでいました。

 

しかし、半月ほど経ってみると、また別の考え方が浮かんできたのです。利き腕と反対の腕の筋力がついたり、車を運転できないので歩く時間が増えたことで体重が減少したり、周囲の人への感謝の気持ちを強く感じたり、寝方を工夫することで睡眠の質が上がったり、仕事のペースを考えるようになったり…。

 

現状は相変わらずマイナスのはずなのに、不思議とプラスの考え方が思い浮かぶのです。考え方によって、見る視点によって、人の心というものは大きく変わっていくのだなということをあらためて実感しました。

 

 

一人で頭の中で考えているだけでは、あまり変化することはできないような気がします。心を変えるには行動することです。今までと違う道を通る。いつもと違う時間に外に出る。今までと違うものを食べて、飲んで、遊んで、学んで、笑って、泣いて、怒る。私も今回、怪我という、いつもと違う体験から自分自身に変化が生まれました。きっかけはマイナスでしたが、その結果自分に良い変化があり成長できたとすれば、それは素晴らしい体験だったと言えるのではないでしょうか。もちろん迷惑や心配をかけた周囲の人たちには、元気になってから恩返しをしていきたいと思います。

 

 

カウンセリングもカウンセラーに話をするという日常と違う体験で気持ちや思考に変化を促すものです。どんな状況であれ、いずれプラスの体験だったという意識に変えていけるよう、カウンセラーとして一緒に考えていけたらと思います。

 

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