2019年 1月のメッセージ 担当 阿部雄貴

2019年1月のメッセージを担当させていただきます

カウンセラーの阿部雄貴です。

 

 

2018年は阿部真里子臨床心理オフィスのインテーカー(初回面接担当者)として多くの面接を担当させて頂きました。

2019年も少しでも多くの方のお力になれるよう、自己研鑽しながら尽力していきたいと思っている次第です。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

カウンセラーは基本的にはお話しを“聴かせて”いただく立場なので、考えをお話しすることは、聴く機会より多くはないのですが、1年間初回面接を担当させて頂いて、多くの方の共通するテーマとして「緊張」というものがあったように感じましたので、今回はそれを踏まえまして「緊張」というものをテーマに、少しだけ自分の考えをお話しできればと思います。

 

 

初回面接にいらっしゃる方というのは多くの場合

 

非常に「緊張」されています。

 

新しい場所、知らない人と話すということ、予約したものの自分の気持ちを本当に話してしまってよいのだろうか、そもそもちゃんと話せるだろうか…などなど、たくさんの不安でいっぱいの状態であると思われます。

 

そもそもこちらにご相談に来られる方の多くは、ご自身のコミュニケーション能力にいささかの不安を感じていたり、自分に自信が持てない、といった方も少なくはないので「予約」をして「来談」されるというプロセスだけでも、かなりの勇気が必要になる場合が想定されます。

 

そういったこともあり、この一歩を踏み出してご連絡を頂けるのは本当にすごいことなので、お会いできてよかったなあと毎回のように強く感じております。

なるべくご連絡いただいた方がリラックスしてお話が出来るように、緊張を少しでも和らげる配慮を心がけております。

 

かくいう私も20代前半くらいまでは、初めてお会いする人とのコミュニケーションがあまり得意な方ではありませんでした。

10代~20代前半くらいの頃は苦手意識を非常に強く感じていたと思います。

 

今でも緊張はもちろんあるのですが、今では以前ほど負担を感じすぎてしまうことなく、大体はそれなりにお話ができるようになりました。

 

苦手に感じていた要因は1つではなく、また人によっても千差万別違うとは思うのですが、私の場合で例を一つ挙げますと、なんとなく世間を“こわいもの”と認識していたような節があったと思います。

 

人は経験不足や知識の少なさから、往々にして社会生活や集団場面で小さいころから幾度となく“失敗”を繰り返して成長していきます。1つの失敗から、時にはこっぴどく怒られてしまうこともありますし、尊厳を傷つけられるような場面もあります。

そして、ヒューマンエラーは必ず起こり得るので、失敗をしてしまった時に、それをどう収めるか、というスキルが重要になってきたりするのですが、そんな時に先述したコミュニケーションの力がうまく機能する必要が出てきます。

 

それが家族間、兄弟間、学校や集団生活の中などで自分のキャラクターに合った“コツ”のようなものがうまく掴めないでいると

 

 

失敗体験が積み重ねられていくだんだんと自分に自信が持てなくなってしまうコミュニケーションに苦手意識をもってしまう緊張して失敗してしまう失敗体験が積み重ねられていく

 

 

というような負のループに陥っていくのではないかと思います。

 

私の場合、どう改善していったのか大きく2つに大別すると

 

 

1.自分を知る事

2.慣れ

 

 

の2つが特に重要だったように思います。

 

話が長くなりすぎてしまうので詳細は割愛いたしますが、2「慣れ」というのは成功体験を少しずつ積み上げていく作業に他なりませんが、その前提としてより必要になってくるのが1自分を知るということです。

 

これは一人ではなかなか難しい作業で、かつ一人で悩んでいると膨大に時間がかかりすぎてしまうものでもあると思います。

カウンセリングはそこに有効に作用することができるものだと思っております。

 

紆余曲折、思い悩む苦しい時間、というのも素晴らしいものではあると思うのですが、なかなかしんどいですし、早く改善するにこしたことはないですよね。

カウンセリングでの対話の中で自分を見つめる時間を持つことで、一人でいるよりも効率的に自分を知るお手伝いが出来ます。

 

自分を知った結果どうなるかというと…

 

 

いいコミュニケーションが少しずつ取れるようになる成功体験が増える自分に自信が持てる緊張が改善するより良いコミュニケーションに繋がる

 

 

という良いループが生まれ始めます(^^)

 

これはあくまで私の事例の一つなので、それぞれにそれぞれの潜在的な良い循環は存在すると思います。

 

もし、過去の自分にメッセージを送ることができるなら

 

 

「とりあえず、カウンセリングを受けてみたらいいよ」

 

 

と伝えてあげたいです。

 

でも、そんなことはできないので、今これを読んで頂いている方が、少しでもカウンセリングに興味を持たれるきっかけになればいいなあと思って書かせていただきました。

 

長文にお付き合いをいただき、ありがとうございました。

まだまだ寒い日が続きますがご自愛ください。

 

 

お会いできる日を楽しみにお待ちしております。

 

 

上記内容とは全く関係ありませんが、写真は春日部西口にある世界で一番好きなめんや焔という家系らーめんの写真です(^^)/

 

美味しすぎます。

 

春日部に来た際にはぜひ!笑

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阿部雄貴

 

2018年 12月のメッセージ 担当:大月浩史

12月のメッセージを担当させていただきます、カウンセラーの大月です。

 

おかげ様で様々なところで研修の講師や講演会を依頼されることが増えてきているのですが、先日、「明日は今日より良い日になる」というテーマで講演をして欲しいと依頼がありました。

 

カウンセラーとして仕事をしておりますので、必ずしも「明日は今日より良い日になる」と思うことができる人ばかりではないということはよくわかっていますし、自分自身で振り返ってみても、そのような考えで生きてきたわけじゃないなと気付くわけです。こういう講演をお願いされるということは、明日に希望を持てない人が多いから前向きに考えられるような話をして欲しいということなんだろうなということもわかります。

 

 心も持ちようや物事の捉え方を変える視点でお話をすることはできますが、現実的に、重い病気の人や被災した人、明日食べるものを買えないほどお金に困っている人などがいたとして、そのような人の心に響く話などできるわけがありません。

 

 

 私たち心理臨床家の前に現れる方というのは、カウンセリングや心理療法に問題の解決を期待している方です。解決することがなかなかに難しい現実の中で困っており、自分ではどうにもできないから「心理療法というよくわからないけど凄そうなもの」に期待している。もちろん、心理療法を続ける中でその解決困難な現実が変容することができる方もいらっしゃいます。「ありがとうございます。」と感謝のお言葉をいただくこともあります。しかし、それは私(心理臨床家)が解決したのではなく、「心理臨床家との間で行われた対話や心の交流により、ご本人が変化したこと」が解決につながっているのです。コラボレーションというか、共同作業の結果みたいなものです。あくまでも、解決はご本人自身の力で行われているという事実を、この文章を読んでいる方に覚えていて欲しいなと思います。どんな困難に身を置かれている人でも誰かと一緒に考えていくことで自分自身の力で未来を切り開き、乗り越える力を持っているということです。

 

さて、冒頭の講演の話に戻りますが、「どんな人でも自分自身で困難な現実を乗り越える力を持っている」というのであれば「明日は今日より良い日になる」というニュアンスに近いのかもしれないなと気が付きました。つまり、ひとりでは解決ができないことでも誰かと一緒に考えていくことで解決する「かもしれない」ということです。「かもしれない」というのがポイントですね。「100%」じゃない。ただ「0%」でもない。明日は今日より良い日になる「かもしれない」というが本当のところなんでしょう。この世の中に絶対ということはありません。不確定だからこそ努力し、だからこそ達成したときの充実感や自信を得ることができる。そして、それは一人ではなく誰かと共に行うことで成功率が上がるのです。

 

そうは言っても、その「一緒に考えてくれる誰かがいない!」という人もたくさんいると思います。そういう人が近くにいるのに気づいていないだけかもしれないし、いるけど声を掛ける勇気がないのかもしれないし、本当に誰もいない孤独な状態かもしれません。

 

 昔は大家族だったり、親戚付き合いやご近所付き合いが密だったり、人と人が支え合うのが当たり前の世の中でした。個の時代と言われる現代で、支えてくれる人がいないということは必然であり、また社会の課題とも言えます。スマホでいつでもどこでも簡単に人と繋がれる反面、表面上のつながりは手軽になっても深い心の交流はしにくい社会になっています。深く相手や物事に向き合うことがどんどん下手になっているようにも思えます。

 

 だからこそ、心理臨床家が必要になってきているのかもしれません。私たちは専門家として目の前の相手の力を信じ、明日を、希望を信じています。心の専門家というより信じる専門家(あきらめない専門家)なのではないか、と思うこともあるぐらいです。どうぞ、必要なときは専門家を頼ってみてください。

 

偶然なのかわかりませんが「明日」は「明るい日」と書きますね。明日が明るい日だという希望を持ちながら、いつか本当に「明日が良い日」だと思えるまで一緒に考えていける存在でありたいと思います。

 

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2018年 11月のメッセージ 担当:櫻井 由史

11月のメッセージをお伝えします。カウンセラーの櫻井由史です。

時々、ぼんやりと思うことがあります。

 

それは、カウンセリングがもっと身近になればいいのになぁということです。

もっと自分の心に近いニュアンスでお伝えするならば、

カウンセリングが身近にというよりは、

必要としている方に、必要としているものが届けばいいのになぁという感じです。

 

この仕事を続けていられるのは、

目の前に求めている人がいる、そして、関わることで、生まれるものがあるからです。

人と人との関わりは、お互いに影響し合うもので、一方通行なものではありません。

言葉にはならない通じ合うものの力、相性というものもあるのだろうと思っています。

 

人と人とが出会う以上、

越えられないものの存在に対しても、オープンであることが大切だと感じています。

 

そのうえで、僕がもやもやしてしまうのは、

必要としている方と、なんだか上手く出会えないままということです。

 

この仕事を通じて、僕は出会いの素晴らしさを知っています。

だからこそ、伝えたいのは、

もしも心が出会いを求めているならば、その心に素直になってみるのもいい、ということ。

 

いろいろ考えてしまうかもしれません。

初めてのことには不安もあるでしょう。

お金や時間もかかります。

問い合わせる勇気も必要かもしれません。

 

だけど、ここには待っている人がいます。

カウンセラーは待つことが多い。

だからこそ、敢えて、この場をかりて、発信します。

必要な方に届いてほしいと。

 

この文章を読んでくださった方、ありがとうございます。

もし身近に、この文章を必要としていそうな方がいましたら、ぜひ、ご紹介ください。

僕は僕なりの純粋なエネルギーを込めましたので。

出会いを楽しみにしています。

 

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余談ですが、僕は電話での問い合わせが苦手なタイプです(緊張する~(;´・ω・))。

当オフィスではメールでのお問い合わせ・ご予約も可能です。同じようなタイプの方、ぜひ、ご活用ください。

2018年 10月のメッセージ 担当:斯波涼介

こんにちは。10月のメッセージを担当いたします、カウンセラーの斯波です。
とてつもない猛暑と言われていた8月が過ぎて一安心かと思えば、それに負けない残暑が続いたり、記録的な台風が次々と到来してしまったり……と、なかなか気の休まる日がありませんね。10月も、またしても猛烈な台風と共に突入してしまいました。
一連の災害等に被災された方々におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復興をお祈りいたします。

8月・9月と慌ただしい日々を送っていましたが、個人的にはひと段落ついた感じがしています(天候は全く落ち着きませんが……)。
そんなわけで、9月14日に公開となった映画「プーと大人になった僕」を観てきました。
知っている方も多いと思いますが、この映画は「くまのプーさん」に出てくる男の子「クリストファー・ロビン」が大人になり、あるきっかけから、100エーカーの森で共に時間を過ごした「プーさん」やその仲間たちと再会を果たす物語です。
とても癒されました。詳しく感想を述べたいのですが、そうするとどうしても内容に触れなければならないので……ぜひ、映画館に足を運んでみてください。
誰もが知っている「プーさん」や、個性あふれる100エーカーの森の仲間たちの魅力を再確認できます。
個人的には、クリストファー・ロビンのある行動に伴って、イーヨー(陰気なロバ)が目を見開くシーンがあるのですが、そこでなんだかとても感動しました。

映画を見終わったあと、アニメ版「くまのプーさん」が懐かしくなり、DVDを借りて帰宅しました。つまり「プーと大人になった僕」→「くまのプーさん」という順番で観たことになります。
そして「くまのプーさん」を観て気づいたのですが、(当たり前と言えば当たり前なのですが)「プーと大人になった僕」のシーンに中には、元々のアニメのシーンを題材にした、パロディ?オマージュ?のようになっている箇所がたくさんあるのですね。
「あのシーンはここから取ってきてたのか!」と気づける場面がたくさんあって、そういう意味でも面白かったです。
私は先に映画を観ましたが、これから観ようと思っている方は、先にアニメを観ておくのも一興だと思います。

大人になるにつれて、子供のころは想像しなかった「大変さ」や「しがらみ」に取り巻かれてしまうことは、仕方のないことかもしれません。でもクリストファー・ロビンにとってのプーさんのような存在は、きっと誰の心の中にでも存在するのではないかと思います。一時的にはそれを忘れてしまうことがあっても、心が疲れてきたときには、そんな存在をふっと思い出せるといいな……などと考えました。

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