7月のメッセージを担当する、カウンセラーの大月です。
最近、「残りの人生」について考えることが増えました。年齢的にも折り返しを過ぎ、体力も落ちて、睡眠も浅く、傷の治りも遅いし、常に身体のどこかが不調です。
若い頃と比較して、パフォーマンスがものすごく低下しているのを感じます。一方で、若い時と比べると仕事の能力は格段に上がっているし、小さいことにクヨクヨすることも減っています。省エネで効率的に結果を出しやすいやり方を身につけている。比較すると物事はとてもスッキリして見えるものです。
一方で、人々が何に心を病むのかと考えてみると「理想と現実のギャップ」とか「他人と比べて自分は」とか「昔の方が良かった」とか「あっちを選んでおけば良かった」とか、いわゆる「比較」が原因となっていることが多いような気がします。
「比較」が私たちを苦しめている。
虫や魚、植物は他者と「比較」して生きていないと思うので、これは認知や思考能力など脳が発達した生物に特有の苦しみなのでしょう。
「幸せ」という概念ですら、誰かが見せる「幸せな姿」と比較して考えてしまっているような気がします。特にSNSの発達により様々な「幸せ」を私たちは目にする機会が増えています。ある国の調査では「SNSをやめたら幸福度が上がった」というデータがあるくらいです。現代人は常に誰かの「幸せ」をシャワーのように浴びながら暮らしている。誰かの「幸せ」な姿を見ると「それに比べて自分はどうだ?」と考えてしまうのは当然かもしれません。
最近、思うところがあってビールにジンジャーエールを入れてシャンディ・ガフというカクテルにして飲む、なんてことをやってみました。ビールの苦味とジンジャーエールの甘さと生姜のピリッとした風味が混ざり合って美味しかったです。そもそもビールも好きだしジンジャーエールも好きなので、混ぜても好きに決まっています。カレーもトンカツも好きならカツカレーが好きなはずだし、鴨肉も葱も蕎麦も好きなら鴨南蛮は好きでしょう。比較する必要なんてない。混ぜ合わせてしまえば良いんです。
誰かの幸せと自分の幸せ。比較しないで混ぜ合わせてみる。個人の幸せと個人の幸せを分けて考えたってしょうがない。私たちは関係し合って生きているんですから。どんなに孤独に見えても個で生きているわけじゃない。なんでも混ぜて考えてみる。「あの人も幸せだろうけど、私も私で違う幸せを感じているんだよな。」って思えば良いんです。いろんな幸せの形がある。比較してどっちが良いとか考えないで、全部良いものとして混ぜ合わせて受け入れてみる。
シャンディ・ガフは混ざり合っていてもビールの風味もジンジャーエールの味も、両方をちゃんと感じられます。混ざったって何も問題はありません。混ざった方が美味しいと感じる時もあるし、バラバラに飲みたい時もある。それで良いんじゃないでしょうか。もっと私たちは自由であるべきです。
皆さんも比較に疲れたら、混ぜ合わせてみましょう。シャンディ・ガフみたいに新しい発見があるかもしれません。




