2026年4月のメッセージ 担当:高田 康輔

4月のメッセージを担当させていただく、カウンセラーの高田です。よろしくお願いいたします。

 

新年度が始まりました。

春は、新しい環境や出会いが増える季節ですね。この時期は不思議と気持ちが前向きになり、「何かを始めてみよう」「頑張ってみよう」と活動的になりやすい時期でもあります。実際に、新年度には生活リズムを整えようとしたり、新しいことに挑戦してみたりと、前向きな動きをされる方も多くいらっしゃいます。そうして良いスタートを切れることは、とても嬉しいことですし、「このまま頑張っていこう」と思える大切なきっかけにもなります。

一方で、この時期にもう一つよく見られるのは、最初に頑張りすぎてしまい、その後に疲れてしまったり、ペースが落ちてしまったりすることです。新しい環境や目標に向かって走り出した分だけ、気づかないうちにエネルギーを使っていることも少なくありません。

もし今、「いいスタートが切れたな」と感じている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、ご自身のペースを振り返ってみてください。今の頑張り方は、長く続けられそうなペースでしょうか。短距離走のように一気に走るよりも、少し余裕を残しながら長距離走のように続けていく方が、結果的に安定して進めることも多いものです。ときどき立ち止まって休むことも、前に進むための大切な調整の一つです。

また、これはご自身のことだけではなく、ご家族や身近な方にも当てはまるかもしれません。新年度は、お子さんやご家族、職場の同僚など、周囲の人たちも同じように新しい環境や役割の中で頑張っている時期です。もしかすると、「少し頑張りすぎているかな」「少しペースが速いかな」と感じる場面を見ることもあるかもしれません。

そんなときには、「少し休んでも大丈夫だよ」「ゆっくりやっていこうか」と声をかけてあげたり、一緒にペースを調整していくことも大切なサポートになります。誰かが少しブレーキ役になってくれることで、安心して歩み続けられることもあります。

新しいことに取り組んでいく中では、「うまくいくこと」と「思ったより難しいこと」の両方を感じることもあるかもしれません。自分の得意なことや苦手なこと、取り組みやすい方法などが見えてくる時期でもあります。そうした違いの中には、努力だけではなく、その人それぞれの考え方や感じ方、情報の捉え方といった“認知的な特徴”が関係していることもあります。

こうした特徴は、日々の生活の中でなんとなく気づくこともありますが、知能検査や心理検査を通して整理してみることで、自分自身の理解がより深まることがあります。「なぜここが難しいのか」「どうすると取り組みやすくなるのか」といったヒントが見つかることも少なくありません。

当オフィスでも、知能検査や各種心理検査の実施とフィードバックを行っています。検査は単に数値を見るためのものではなく、ご本人の強みや特徴を整理し、日々の生活や学習、仕事の中で活かしていくための手がかりを見つけることを目的としています。

もしご自身のことや、お子さん・ご家族のことで気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。新しい年度のスタートが、無理のないペースで続いていく一年になることを願っています。