2016年 3月のメッセージ 担当:栗原 里美

みなさま、こんにちは。3月のメッセージを担当させていただきます、実習生の栗原と申します。よろしくお願いいたします。
寒暖定まらぬ日々ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は寒さが苦手で、「夏派か冬派か?」とたずねられると「夏!」と即答するくらい冬がいやでした。寒くなると、いつもしもやけになって「今年もいやな時期がきたなあ」とうんざりしていましたが、大人になり、そんな気持ちがちょっとだけ変わりました。

3月は、年度変わりということで、新生活に向けてパタパタと忙しい時期でもあります。
春から、就職、転職、人事異動などでガラリと環境が変わる方も多くいらっしゃるかと思います。
新しい世界にワクワクすると同時に、緊張や不安といったさまざまな気持ちが入り混じるのが春という季節ではないでしょうか。
こうした時期を、みなさまはどのように乗り越えてらっしゃいますか?
私は最近、本屋さんで「大人の塗り絵」なるものに出逢いました。
これがまた思いのほか楽しく、幼い頃の自分に思いを馳せ、時が経つのも忘れるくらい夢中になって、塗り続けています。
少しずつ彩色を重ねていくと“心が整う”、そんな体験をしています。

どうやら塗り絵には、ストレス発散やリラックス効果があるそうです。調べてみました。

1.色を選ぶことが楽しい
色を選ぶということは、塗り絵をどのように仕上げるかという構想を練ることになります。頭の中でいろいろ考える瞬間は、楽しく興奮するそうです。脳も活発に動いているのではないでしょうか。
2.彩色をしていく
白であった線画は、完成へと向かっていきます。没頭し、無心になり、単調な仕事は脳をくつろがせることができます。
3.描き終わった塗り絵を観て、出来栄えに一喜一憂する
出来が良くても、悪くても、塗り終えた達成感はすがすがしいものです。

このように塗り絵は、始める前から終わったあとまで楽しむことができます。 気晴らしや、現在の抱えている問題などから、少し距離を置くことができ、心がリフレッシュされるかもしれません。
また、色とその人の感情はリンクしていて、塗った色に感情が現れるとも言われています。
これは、心の中の感情を吐き出すことと同じことのようで、例えば、嫌な事があってモヤモヤしている時、画用紙に好きな色で好きな絵や言葉、文章などを描くと、その嫌な感情を描いた色に吐き出すことができ、だんだんスッキリしてくるそうです。描いているうちに、初めは暗い色ばかり使っていたのが、次第にカラフルな色を使うようになり、描く絵や内容も前向きなものになっていく。塗り絵によるセラピー効果があるのかもしれません。
時間や場所を選ばす、手軽に始められるのが塗り絵の良いところ!ご興味のある方は、始めてみてはいかがでしょうか?

まだまだ寒い日が続きます。思わぬ花冷えに、お風邪など召されませぬよう、くれぐれもご自愛くださいませ。