こんにちは、カウンセラーの斯波です。
5月のメッセージなのですが……提出が5月の「末」になってしまいました。
大変申し訳ありません……
5月も末ですから、もう梅雨入りも間近というところです。このメッセージを書いている今も、まだ梅雨ではないらしいのですが大雨が降っています。
「線状降水帯」が発生するかもしれないとのことで……でつまりこれはもう梅雨なのではないでしょうか?
雨が降れば外出するのも少し大変になるので、自然と室内で過ごす時間が増えてしまうかと思います。
「室内で過ごす」となると、皆さんはどんなふうに時間を使うことが多いでしょうか。
TV・動画鑑賞・読書(小説/マンガ/雑誌など)・音楽鑑賞など、さまざまなことが思い浮かびますが、最近はインターネットの発展で、上記のどれもが昔よりも手軽に、かつ幅広く選択できるようになっていますね。
ちょっと話が変わりますが、人というのは年齢を重ねていくうちに「以前に経験・見聞したこと」を繰り返すようになりがちだ、という話を聞いたことがあります。
つまり先に挙げた例ならば「昔観た映画」だとか、読んだことのあるマンガや小説を繰り返し観たり読んだりしがちだということです。若い頃から好きな音楽を繰り返し聴くという人もいるでしょうし、子供の頃に夢中になったゲームを懐かしみながらリプレイするのが好き、なんていう人もいるかもしれません。
私も多分に漏れず、そういった行動をしがちな人間ではあるのですが、とくに「ゲーム」なんかだと「昔が懐かしい」という理由と同時に「現代のゲームについていけない!」なんていう気持ちが本音として隠れていたりもします。漫画なんかでも、昔とはだいぶ表現方法が異なったりしていることもありますよね。
でも「ついていけない」となると、それはそれで悔しいので(笑)、頑張って、興味を惹かれたゲームには挑戦したいとも思っているのですが、そう言いながらも選んだゲームはまた、どこかレトロな雰囲気のものであったり……
「昔を懐かしむ」ということが、悪いわけでは全然ないと思います。懐かしさに惹かれて観返したり、読み返したりして、新しい発見があったりもします。
でも、なんというか、上に書いたような「悔しい」という気持ちに後押しされてでも、新しい、未知の領域のものを見たり聞いたり読んだり、という姿勢も、ある程度は持っていたいなぁとも思います。それこそインターネットやら何やらを駆使すれば、そういうことも以前よりはだいぶ楽に経験できるようになっているので。
また「懐かしい」というのはちょっと違いますが、「以前から知ってはいるものの、じつはちゃんと読んで/観ていない」なんていう小説とか映画とかって、けっこうあるんじゃないでしょうか。
そういったものに目を通してみる、なんていうのも、ちょっとおもしろいかもしれませんよ。
今はスマホで「青空文庫」という、著作権が切れた文学作品を無料で読めるサイトやアプリなどもあります。私はこれで、まさに「知ってるけどちゃんと読んだことない」にあたる、フランツ・カフカの「審判」を読み始めてみたのですが、すごい読みごたえがあります。完読できるかどうか……スマホ画面にして444ページもあるんですよ。
ちょっとした挑戦です。(画像は冒頭のスクリーンショット)