2016年 9月のメッセージ 担当:阿部 雄貴

皆様
こんにちは。
9月のメッセージを担当します、オフィススタッフの阿部雄貴と申します。
ここ最近は10月に控えております日本催眠医学心理学会に向けての準備で日々が矢のように過ぎております。

さて阿部真里子臨床心理オフィスは毎年
『キャンプ』
と呼ばれるクライエントさんも含めた一泊二日の研修会を
行っているのですが、残念ながら今年は学会の準備に全力投球のため、決行を断念せざるを得ませんでした。
ここ数年は長瀞で研修会を行っており
心と体を育てる、と言うスローガンのもと自然と触れ合ったり
仲間と共同生活を体験したりと穏やかな自然に囲まれた環境の中、とても素晴らしい時間を過ごせます。

さて、近年よく耳にする発達障害という言葉なのですが
結局は人それぞれ違っている個性の一つの側面が強く出ているにすぎない本来尊いものである、と考えられます。
ただ社会の集団やシステムの中でうまくいかなかったり
悲しくなったり、悩んだり、ストレスに感じたり。
そうした時にその個性は障害という形になり
順応、適応が本人や周りの人から求められるものになります。

発達障害は治療する、という性質の類のものというよりは
あくまでも個性として自己理解を深め、社会に対してどう関わっていくのかという日々の練習だったり、家族の理解や
ものの見方を違った角度から見てみることが大切な考え方の一つです。
子どもの頃や成長段階の関わりがどの程度、結果として
どのくらい反映するのか判別する手段は比較対象がないため
厳密には存在しない、測定不可能だと思われますが
毎年キャンプに行くとたくさんの笑顔に出会います。
これが希望にならない訳がないと強く思います。

何が言いたいかというと早くキャンプに行きたいです。笑
皆様、来年のご参加お待ちしております。