1月のメッセージを担当します阿部雄貴です。
よろしくお願いいたします。
今回は年末年明けとゆっくり過ごすことができました。年を重ねるごとに少しずつではありますが、自分らしく休むことが上手くなってきているような気がします。
“休む”とか“さぼる”って実はなかなか難しくて自信や才能や技術が求められるスキルだと言えます。「自分は今、休んでいていいのだ!」って自信満々に休める人って実際どのくらい居るのでしょう。私自身、ゆっくり何日か過ごしていますと「何かしなくていいのだろうか」という気持ちが首をもたげてきてしまうことがあります。罪悪感とも言えますが、向上心とも言えます。このあたりの感情の判別と自分の疲れ具合を測るのが難しいのも休みづらさを助長している気がします。
しかし、スマホの電池残量が少なくなった時に短い充電時間ですぐ使おうとすると、またすぐ電池切れになってしまうのに似ているなと思います。時に人は「断固として心身ともに元気になるまで休む」割りきりも必要だったりするのではないでしょうか。
“(疲れすぎないようにしつつ)疲れたら休む→しっかり休むとやる気が出てくる→頑張る→疲れたら休む”
テキストで書くと当たり前の内容ではありますが、当たり前のことこそ難しかったりしますよね。
相談に来られる方の中にも“休み下手”の方はなかなかに多いように感じております。
この文章を書いていても“休み下手”の人をどのように少しでも“休み上手”にしていけるかを考えた時に、その方によってアプローチは様々変わるのでこれはやはりちっとも当たり前で簡単な問題ではない、と思います。(長文になりすぎてしまうのでそのあたりは割愛します。「自分らしく休み上手になりたい!」という方はぜひ相談にいらしてください)
そもそも自分が疲れている認識すらない、という人もいます。正確には“疲れている自分に内心気付いているのに疲れていると認めない人”です。自分が疲れていることに気付ける、認められることは休み上手になる大前提の一歩です。
ちなみに私の場合は「家事をする時間と気持ちの余裕がない状態が続くことが疲れのサインである」という結論に達しました。逆に、家事に割けるエネルギー量、時間を逆算して事前に確保しておくことが全体の安定につながる訳です。これも言葉にすると簡単なようで非常に様々なスキルが求められます。生きているといろんなことが突然に起こってギリギリで生きているとキャパオーバーになりがちなので常に生活に余白を残しておくくらいでちょうどいいのかなと最近思っています。
”適正に頑張って疲れたらしっかり休む”
とても難しいですが一緒になるべく実践していけたらいいですね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。