あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
1月のメッセージを担当します。カウンセラーの櫻井由史です。
今回は『子ども頃に夢中になったこと』についてです。
幼い頃から振り返ると、いくつかのタイミングで、いろいろなものに夢中になっていたことを思い出します。
流行りものには何でも飛びつくような性格傾向ではありつつも、興味のないものにはぜんぜん引き込まれなかったり、何の脈絡もなく、自分の感覚(嗅覚?)で気になったものを取り入れてみたりと、わかりやすい子どもではなかったように思います。
そんな自分が夢中になったことの一つが『ポケットモンスター(ポケモン)』です。
1996年に発売されたポケモンですが、ブームになる前の段階で購入しています(発売日に買っています!)
それこそ、事前情報や知識もないまま、感覚に任せて、買ってもらいました。
当時、ゲームはガラスケースの中に陳列されているお店が多く、気軽に手で触れることはできなかったため、パッケージのイラストだけで購入を決めました(「キミにきめた!」ってヤツです)。
今や世界中で愛されているポケモンですので、当時の自分の選択、感覚はバッチリだったわけです。
そして、夢中になって遊んだ記憶は、今もなお、自分の中に残っています。
数年間、その記憶が更新されることはなかったのですが、ここにきて、変化が起こります。
『子どもの頃に夢中になったことに取り組んでみようキャンペーン』をはじめたのです。
いざ、キャンペーンを実施してみると、いろいろなことに気づきます。
何より、心が動く瞬間との出会いの多さに驚きます。
大人になることで触れる機会が少なくなってしまったかもしれない、子どもの頃にはたしかにあった心の動きを感じられるのです。
そして、自分自身の変化や成長を感じたり、子どもの頃の自分から学ぶことがあったりもします。
“好きなものはいつになっても好きなんだ”ということを実感し、
“好きなものを好きでいられる自分でよかった”と思いました。
夢中になれるっていいことなのだと改めて感じています。