2022年12月のメッセージ 担当:斯波 涼介

こんにちは。カウンセラーの斯波です。

4月のメッセージの際にはポカをやらかしてしまったので、今回はちゃんと12月の掲載に間に合うように書きたいと思います。

(と言っても前々日だったりするのですが……汗)

 

現在、日本はワールドカップで盛り上がっています(もちろん日本だけではありませんが)。

このメッセージを書いている現在は「日本がドイツに劇的な勝利を収めたものの、続くコスタリカ戦にて惜敗を喫してしまった」というタイミングです。リーグ戦最終となるスペイン戦はこれから、というヤキモキした状況で書いています。

皆様がこれを読まれるのは、おそらくスペイン戦の後なのではないかと思います。どうなることやら……。

 

勝負事というのは、本当に最後の最後まで、結果が出るまでわからないことがあります。

強豪と言われるドイツを相手に、何度もピンチを迎えながらも耐え抜き、チャンスを掴み取った日本。しかし数日後には、コスタリカにワンチャンスを掴まれて敗北してしまいました。この2つの試合は、まさに勝負事の「わからなさ」を象徴しているように思います。

 

これはサッカーに限った事ではありません。例えば柔道なら「技あり」や「有効」を取られていても、最後に「一本」を取れれば、逆転勝利することが可能です。ただし柔道だと「技あり」を2回取られてしまうとその勝敗が決定するので、逆転の機会自体がなくなってしまいます。

では野球だったらどうでしょうか。4点以上の得点差があったら、1回のホームランで逆転、ということはできません。

だけど野球は3アウトを取られない限り、時間を気にせず攻撃を続けることができますから、じわじわと迫ってついに逆転、というパターンならば十分に考えられますよね。

 

つまり、こういうのって(当たり前ですが)その競技の「ルール」に左右されるのですよね。

スポーツは「ルール」が明確なので、こういう競技ごと比較もけっこう容易にできます。

でも日常生活だったらどうでしょうか。必ずしもルールが明確とは限りません。

ミスをしてしまったり、トチってしまったりした場合、気持ちは落ち込むものです。

だけど、ルールが明確なわけでもないのに、自分で「もう取り返しがつかない」と思い込んで、必要以上に絶望感にとらわれてしまったりしてしまうことはないでしょうか。

ミスって落ち込んでしまうのは仕方ないけれど、もう一度冷静に状況を振り返ってみて「リカバリーは可能なのではないか」「本当に取り返しがつかないのだろうか」などと、思いを巡らせてみてもいいのかもしれませんね。

もちろん、そういう場合は「人に相談」してみるのも有効です。自分では思いつけなかった打開策を提案してもらえることもあるし、ただ話すだけでも、自分の考えが整理できたりするものです。

 

ワールドカップといえばもう1つ、現地の日本人サポーターのマナーが、絶賛されています。試合前にサムライ・ブルーのゴミ袋を配り、試合中はそれを振りかざして応援、試合後にはその袋を使ってゴミ拾いをされていたのだとか。←これ、すごく良いアイディアじゃないですか!?

他の国のサポーターにも行動が伝染しているという報道も目にしました。

勝負の結果だけでなく、こういう事も誇らしいし、また見習いたい一面ですね。