2020年 12月のメッセージ 担当:櫻井 由史

12月のメッセージをお伝えします。カウンセラーの櫻井由史です。

 

今年も残すところあとわずかとなりました。

この1年間はイレギュラーなことばかりでしたね。

このメッセージを作成するにあたり、ポジティブなことをお伝えしていきたいと思いつつ、なんか、ちょっと無理している自分がいるのに気がつきます。

 

いや~、世の中がこんなに長期間とても大変な状況の中、ポジティブな側面に焦点をあてていくことは、なかなかハードですよ(´-ω-`)

 

…とこういう感じで思っていることをそのまま文章にしてみちゃうと、なんだか心がラクになります。

どうしてでしょう?

たぶん心に正直で、今の自分とぴったり寄り添っている感じだからだと思います。

強がっていないし、飾っていないのもいいのかもしれません。

こうなってくるとメッセージもさくさく進みます(笑)

心がいきいきしているようにすら感じます。

 

あー、きっと、僕の場合、このような状況の中、年の終わりのメッセージを担当するということに対して、勝手にプレッシャーを感じていたのでしょうね。

こんな時だからこそ、“何か大切なことを伝えたい”とか、“読んだ人が少しでも元気になってほしい”とか。

さらに言えば、“そういうメッセージを作成しなければ”とすら思っていたように思います。

“○○しなれば”とか“○○すべき”いう言葉には、少し極端な方向へとシフトしがちなニュアンスが含まれます。

 

どういうメッセージが、誰に、どのように届くのか。それは考えてもわからないものでもあります。

一生懸命、苦戦しながら絞り出したメッセージの良さもありますが、今回のようなちょっと変化球なメッセージもまた違った味わいがあるのではないでしょうか?

 

それでは、お体に気をつけてお過ごしください。

 

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2020年 11月のメッセージ 担当:阿部雄貴

11月のメッセージを担当させていただくカウンセラーの阿部雄貴です。

 

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前回に引き続き映画の話で恐縮ですが

 


【鬼滅の刃】


大流行していますね。
先日映画を観てきました。

 

ぼろぼろ泣きました!

 

鬼滅の刃の良いところを1つ挙げるとしますと、登場人物に感情移入をしやすいところでしょうか。

 

人は皆、誰かの兄であり、妹であり、姉であり、弟であり、娘であり、息子であり、母であり、父であり、仲間であり、友達であり、味方であり、敵であり、ライバルであり、師匠であり、弟子であり…いろいろです。

 

そして、そんな中でも炭治郎たち兄妹は家族愛だけではなく、敵である鬼にすらも戦闘後は悲しい境遇に敬意を払うような人類愛と博愛の精神に溢れていて、強く優しくかっこいい。

 

反面まだまだ弱くてかっこ悪くて頑張り屋な部分も人間的で魅力的なのかなと思います。

 

今回の映画はアニメの続きの話なのでAmazonやNetflixで予習していけばさらに楽しめます。

 

正直、アニメだけを観ている時はそこまでハマれなかったのですが、映画を観て180度くらい気持ちが変わり、またアニメを見直してしまいました。


これは面白い…!

 

設定とか世界観が体に馴染むまでに大人ならではの抵抗感からか、ちょっとだけ時間がかかるかもですが、どっぷり浸ると細かいことが気にならなくなり、大事な本質の部分だけを抜き出して楽しめるような感覚がありました。

 

いちいち必殺技を大声で叫びながら繰り出すことを批判的に咎める必要はないのです。

 

きっと子供に人気なのは素直な目線でそのまま観ることが出来ているからなのかなあと思います。

 

これまでアニメと映画で原作コミックスの8巻くらいまでしか進んでいないので、更なる続編の映像制作にも期待大です。

 

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先日立ち寄ったカレー屋さんにコミックスがあったので続きを読んでみました。笑

 

 

人間関係の結びつきを希薄に感じがちな現代ですが、これだけこんな作品が流行っているのですから多くの人が人との結びつきを求め、大切にしたいと願っているのではないかなと思います。

 

これからの時代、思いやりと愛情を大事にできる世界にどんどんしていけたらいいですね!

 

煉獄魂!!

 

風邪など引かないように引き続き、手洗いを徹底しましょう!

 

2020年 10月のメッセージ 担当 田島

厳しい残暑も一段落し、秋らしい爽やかな日々がようやく訪れました。

日ごとに夕暮れの時間が早くなり、ひっそりとした秋の夜長を感じるのがこの季節の特徴のように思います。

皆様は如何お過ごしでしょうか。

 

少し前の出来事ですが、ひょんなことから映画を見に行く機会がありました。

日曜日の日中に映画館に行ったのですが、ロビーやチケット売り場にも人はまばらで、劇場内も観客が隣り合わないように工夫をされているなど、以前ならちょっと異様な雰囲気に感じますが、感染対策という意味ではバッチリな環境で慣れてしまうとゆっくりと作品を鑑賞することが出来ました。

 

その日に見た映画は1930年代のウィーンを舞台にした作品でした。

私もそこまで詳しくは無いのですが、1930年代のウィーンと言うのは、それまでヨーロッパの文化や芸術をリードしてきた中心地だったところに、隣の国のナチスドイツが勢力を拡大してきて、少しは反抗をするんだけれど、結局はそこまで築き上げられてきた文化や歴史の上にナチズムが一気にそれらを席巻して、混沌とした時代に呑み込まれていく。

そんな時代と場所だったのだろうと思います。

 

映画の中でも、その混沌がよくよく現わされていて、世の中を悲観する人も居れば、淡々と日々の生業に勤しむ人も居るし、夜の酒場で世の中を風刺して喝采を挙げる人も居る。ナチスに反抗して怒りを露わにする人は早々に排除されてしまって、そこにはなんとも言えない無力感が表現されていました。

 

映画の主人公はそんな混沌にポッと身を置く羽目になって、とっても戸惑います。

冷めた目で社会を眺めて見たり、淡々と日々の仕事に取り組んだり、休日に恋をしたり、理不尽なナチスを怖いと思ったり怒りを感じたり・・・・目まぐるしく色々な心情が描き出されるのですが、外側の世界が混沌としてくると、個人の心の内側も混沌としてくる。そんな有様がしっかりと描かれていて、とても見ごたえがありました。

 

作中では混沌に戸惑って自分が何をしたら良いのか答えを求める主人公に老人が語り掛けます。

「どうしたらいいのか・・・その答えを知らないことが私たちの運命だと言える・・・私たちは答えを見つけるためにこの世に生まれてくるわけではない。問いかけるためなのだ。人は闇の中を手探りする。相当の幸運でもない限り小さな灯明すら見つからないものだ。そして生きた証を残すには、かなりの勇気か根性か愚かさ、あるいはその全てが必要だ。」

 

台詞の後半は、何だかとてもエネルギッシュで、本当に老人のセリフ!?という感じですが、とてもインパクトのある一場面でした。

 

この映画を見ていて、とても作品に曳き込まれるように感じたのは、作品が面白かっただけではなくて、時代や世の中の流れに翻弄されるのは現代を生きる私たちも同じだと感じたからです。

 

今年はコロナの流行のために私たちの生活は激変しました。その中で戸惑いを感じたり混乱を内に抱えている人は多いのでしょうし、そうなっても何ら不思議ではありません。

コロナが収束して世の中が落ち着いて来たら、私たちも安心して日々を過ごせるようになるでしょう。

 

しかし、そんな日々を生きていくためにはその都度誰かに答えを教えて貰うのではなく、自分でなんとなく不安も安心も抱えながら生きて行くことが出来るようになることなのだろうと思います。

 

私たちが阿部オフィスで提供している諸々のサービスも、そんな“生きて行くこと”の役に立てるものだったら良いな。そんな風に思います。

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2020年 9月のメッセージ 担当:高田 康輔

9月のメッセージを担当させていただくカウンセラーの高田です。

しばしの間お付き合いいただければと思います。

よろしくお願いします。

 

さて、連日暑い日が続いておりますが皆さま体調方崩されてないでしょうか?

今年の夏は特に少しの買い物で外に出ると、ほんの数分で全身から汗が吹き出るような気がします。

プールに行こうと思ってもコロナの事が気になるし、涼しい商業施設に買い物に行くにも人混みが気になるし…といった感じに暑さしのぎも今年はなかなか大変だなぁと感じております。

 

自粛生活が始まり、私自身もそうだったのですが有料の動画配信サービスを利用される方が多くなったかと思います。私の周りにもそのような方は多く、映画やドラマあるいはアニメなど気になっていたドラマを一度に見たり、昔に観た映画を見返した話をよく聞きます。

そんな中最近よく聞くのは、もう動画も飽きたなという意見です。

楽しんでいてまだまだ観ている方もいらっしゃるのですが、やはり飽きが来る方も多くいるようです。

 

実は私もその一人で観たかったものをある程度観てしまってもう一回観るのもなぁ、というところだったので、久しぶりに昔読んだ本に手を伸ばしました。昔はよく本を読んでいたのですが、最近では電車の中ではもっぱらスマホを触っている事が多くなってしまっていたので、久しぶりの読書がとても新鮮でした。

 

久しぶりに手を伸ばした本はスティーブン・キング著の「アトランティスのこころ」という本です。最初に読んだのが中学生の頃だったので15年ぶり位にページを開きました。

詳しく書くと長くなるので内容は省きますが、児童期、青年期、中年期、老年期と主人公を変えながら話が進む4部構成になっています。

久しぶり読んでみたら「そんな風だったんだ」とか「こんな描写あったっけ」などおそらくかつて読んでいた時には気づかないでいたり、関心が向かなかったところに目がいったりしました。

さらに、昔読んだ時には児童期のところにとても共感して、青年期のところはとても憧れ、残りの中年期と老年期はちんぷんかんぷんだった記憶があったのですが、自分自身歳を重ねた事もあってか、児童期、青年期に対してはとても懐かしい気分になり、中年期と老年期については以前よりも感じるところや思うところがありました。

当たり前といえば当たり前なのですが、やはり歳を重ねるというのはこういう楽しみもあるんだろうなぁと感じた時間でした。

さて、皆さんはコロナ自粛を楽しく過ごせてますでしょうか?

もし、気が向きましたら本に手を伸ばしてみてください。

 

ただでさえ未来は先が見えずに足がすくむ事がある上にこんな事態なので、ご不安を抱えたり、家族の不安を支えたりという状況かと思います。

皆さんなりの楽しみや過ごし方を見つけていただき凌いでいただければと思います。

また、苦しい時や誰かに話を聞いてもらいたい時などは、当オフィスを頼っていただければなとも思います。

 

長くなりましたので、そろそろお終いにしようかと思います。

今年も残り4ヶ月です。バタバタと過ぎていく今年ですが、皆さまこころもからだもご自愛していただければと思います。

 

では失礼いたします。

 

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