2018年 5月のメッセージ 担当:阿部 雄貴

皆様こんにちは。

5月のメッセージを担当させていただく阿部雄貴と申します。

 

初めてのことがたくさん起こる4月が終わりましたね。

新しい環境や人間関係にお疲れになっていないでしょうか?

 

4月というと、ゲームでいうところのチュートリアルの段階のようなもので

自分自身学生時代を思い出すと、所在なくフワフワした時期を毎年過ごしていたような気がします。

GWが終わると、急に本番が始まっていくような空気になんとなく付いていけないような感じがあったりとか。

結局のところ、ペース配分は個人差があるので全体の動きにすぐ合わせることができないというのは、今思うと至極当然なことなのではないかなあと思ったりします。

 

無理やりに定められた基準に少しもズレないように合わせていく!!というよりは

自分らしく無理のない範囲でなんとかそれなりに乗り切っていくようなイメージでいけたら少しは気も楽になるのではないでしょうか。

 

ところでこの前、春日部のイトーヨーカドーを見たらこんな状態になっておりました。

 

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20年以上前のアニメ放送開始当初は賛否両論あったりしましたが、今や彼も春日部の顔としてなかなか出世したものです。

街を走るバスなんかにも彼等が描かれています。

このまま出世し続けて頂いて、いつか春日部に超巨大アミューズメント施設『しんちゃんランド』が建設されたらいいなー。笑

 

では皆様無理なくお過ごしくださいませ。

 

 

 

2018年 4月のメッセージ 大月 浩史

こんにちは。4月のメッセージを担当させて頂きます、カウンセラーの大月です。最近の自分に起こった出来事をお話ししたいと思います。

 

先日、自分の不注意から利き腕を怪我してしまいました。家族や仕事の関係者にはとても迷惑をかけることになり、また自由に動くことのできないストレスや痛みから、落ち込んでいました。

 

しかし、半月ほど経ってみると、また別の考え方が浮かんできたのです。利き腕と反対の腕の筋力がついたり、車を運転できないので歩く時間が増えたことで体重が減少したり、周囲の人への感謝の気持ちを強く感じたり、寝方を工夫することで睡眠の質が上がったり、仕事のペースを考えるようになったり…。

 

現状は相変わらずマイナスのはずなのに、不思議とプラスの考え方が思い浮かぶのです。考え方によって、見る視点によって、人の心というものは大きく変わっていくのだなということをあらためて実感しました。

 

 

一人で頭の中で考えているだけでは、あまり変化することはできないような気がします。心を変えるには行動することです。今までと違う道を通る。いつもと違う時間に外に出る。今までと違うものを食べて、飲んで、遊んで、学んで、笑って、泣いて、怒る。私も今回、怪我という、いつもと違う体験から自分自身に変化が生まれました。きっかけはマイナスでしたが、その結果自分に良い変化があり成長できたとすれば、それは素晴らしい体験だったと言えるのではないでしょうか。もちろん迷惑や心配をかけた周囲の人たちには、元気になってから恩返しをしていきたいと思います。

 

 

カウンセリングもカウンセラーに話をするという日常と違う体験で気持ちや思考に変化を促すものです。どんな状況であれ、いずれプラスの体験だったという意識に変えていけるよう、カウンセラーとして一緒に考えていけたらと思います。

 

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2018年 3月のメッセージ 櫻井由史

3月のメッセージをお伝えします。カウンセラーの櫻井由史です。

今年も春がやってきます。好きな季節は春なので楽しみです。

寒い冬から、桜の花と共に、ぱっと開くような空気感が心地よいです。花粉がなければ最高なんですけどね。

 

今回のメッセージでは、そんな空気感とはかけ離れているようなテーマに挑みたいと思います。

スクールカースト、

ちょっと前から耳にするようになった言葉です。

 

スクールカウンセラーとして、学校に勤務していると、

聞くことも、感じることも、触れることもあるのが事実。

 

すごくやっかいなものだと思います。

正直、そういう空気感は嫌いです。

 

どう抗うか、について考えはじめると、

そこから行き着く先というのは、

いつものように、

 

「好きなものは好き!」と 言えるきもち 抱きしめてたい

 

という槇原敬之さんの歌詞のフレーズ。

そうやって生きていくしかないのかな、なんて思うのです。

 

このメッセージを書いている途中、

『桐島、部活やめるってよ』の映画を思い出しました。

いつかまた出会う必要性があるかもしれないと、DVDも購入しています。

そのいつかというは、

こうやって思い出したタイミング、もしくは、

自分が何かを見失ってしまった時なんだろうと思っています。

 

自分の気持ちを大切にして、生きていきたいです。

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2018年 2月のメッセージ 斯波 涼介

こんにちは。2月のメッセージを担当いたします、カウンセラーの斯波です。
首都圏の人たちは、1月末に降った大雪が記憶に新しいのではないかと思います。大雪になると報道された時、私は水がしみ込んでしまうようなスニーカーしか持っていなかったので、慌ててスノーシューズを1足とスニーカーを2足買いました。

このメッセージを書いている今も、所々に雪が残っています。学校のグラウンドなどもまだ雪が残っているため、晴れていても外で体育の授業ができないところもあるようです。転んで怪我などされたかたがいらっしゃらなければいいなぁ、と思います。
油断すれば転んでしまうし、交通機関は大混乱するし、雪かきは大変だし、後々まで影響が残るし……と、困ったことがたくさん起こるので、ふだん雪が降らない地域で生活している人の中には「できればこんな大雪なんて降ってほしくない」と思うかたが多いと思います。私もその一人です。
でも一方で、たまに雪が積もると、どうもウキウキしてしまう気持ちがあるのも事実です。窓の外から、ちょっと「首都圏らしくない」雪景色を眺めると、「あ~あ、明日は大変だわ」なんて呟きながら、どこかしらテンションが上がってしまう自分もいたりして、子供のようで恥ずかしかったり……まぁ実際に、子供たちのように雪の中でビショビショになるほど遊んだりするわけではないのですが。

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雪が降ってから1週間弱も経った週末に、近所の公園に行ってみました。雪かきをされていない公園の隅っこには、まだ結構な雪が残っていました。日当たりの良い部分の雪は溶けていたものの、足元はまだ溶けた雪が泥になってぐちゃぐちゃ。スニーカー買っておいてよかったです。古い靴だったら、しみ込んできて大変なことになっていました。
しかし、気温もさることながら、この日は「寒さ」をまた一段と感じました。足元から強く寒さを感じるような気がしたのです。ところどころに雪が残っているし、ぐちゃぐちゃしたところはなるべく避けて歩こうとすると、雪か霜柱の上を歩くことになります。つまり氷の上を歩いているわけなので、足の裏からしんしんと冷気が伝わってくるのですね。
私が小さい頃は、東京でもまだあちこちに霜柱が立っていたのですが、最近はずいぶん減ってしまったような気がします。でもこの公園のように、ふだん水分を多く含むフカフカの土になっているところでは霜柱を見ることができます。この日は写真にあるように、3段以上に重なる見事な霜柱が見られました。この上を歩いているんだもん、寒いはずだよ……と思いつつも、霜柱を踏みしめるサクサクとした感覚は、どこか楽しくもあります。

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「あ~ぁ嫌だなぁ、出勤も雪かきも大変……」と言いながらもどこかウキウキしたり、「寒い寒い! 早く帰ろう!」と言いながら、雪や霜柱を踏みしめる感覚は少し楽しかったり。そんな、すこし矛盾したような感想を、同一の現象に対して抱くということは、じつはちょっと大切な事なのかもしれないな? などと考えたりもしました。嫌な側面があるから「ぜんぶ嫌!」でも、良い側面があるから「ぜんぶ好き!」でもなく、そのどちらをも同時に感じられるとき、自分の心は少し柔らかくなっているような気がします。 雪国の方々には何も珍しくない「雪が降った」というだけの出来事なのですが、都心に降った大雪は、そんなことを考えさせてくれました。