2017年 8月のメッセージ 大月 浩志

こんにちは。8月のメッセージを担当させて頂きます、カウンセラーの大月です。暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私にとって夏というのは週末のビールが楽しみな季節です。

先日、「人生とは選択の連続である」という言葉がふと頭に浮かびました。どこかで聞きかじった言葉です。週末に飲むビールのつまみは何にしようか、休日にどこに行こうか、どの服を着ていこうか。すべて無数にある選択肢の中から一つだけ選んだ結果で時間は流れていきます。例えば、学校も就職も結婚も「選択」です。たくさんある選択肢の中からこの学校、この職場、このパートナー、という「選択」をしているからです。このホームページの私のメッセージを読んでいることも、別の楽しみやしなければいけないことではなく、このメッセージを読むという読者の「選択」の結果と言えます。

可能性は無限大と言いますが、私たちが何気なく行動していることは、意思が宿った「選択」の結果だと考えると、非常に不思議な気持ちになってきます。何をしても無駄だと落ち込んでいるときは何をしても無駄だと思って「絶望する」という「選択」をしているのかもしれません。ダイエットをしたくても時間がないからできないというのは、「だからダイエットをしない」という「選択」であり自分の意志です。なんだか、全部自分で決めた結果な気がしてきます。怖いですね。逆に言えば、無意識に自分で自分の行動をわざわざ選んでおり、自分で自分の未来を知らず知らずに決定づけている…という考え方もできるかもしれません。

そのように考えると、今までの人生がどうであれ、現状が何であれ、自分の心と脳をたくさん使って一生懸命「選択」することで、未来は変えていけるんじゃあないかと思ったりします。もちろん、そんなうまくいくことばかりではありません。つまらないことでくよくよしたり、うまくいかなくて落ち込むこともたくさんあります。

f:id:abemarico:20180319153056p:plain

そんなうまくいかない日々も、ビールが美味しければ楽しい気持ちに変えることができるかもしれません。落ち込むときはたいてい、自分以外の誰かの影響を受けています。それは、他人に自分の人生の「選択」をさせているわけです。誰かの影響で落ち込むという「選択」をせず、ビールを飲んで楽しくなるという自分の「選択」で自分の今と未来を変えていくのです。ビールってすごいですね。今すぐ飲みたくなりますね。皆さんもビールを見たら、この言葉を思い出してください。「ビールがうまけりゃOK(自分で未来は変えていける)」。

2017年 7月のメッセージ 斯波 涼介

こんにちは。カウンセラーの斯波と申します。
季節は梅雨真っ盛り。このメッセージを書いている今もしとしと雨が降り続いています。梅雨はジメジメして嫌だと感じる人は多いと思います。私も例に漏れずそうなのですが、カタツムリがたくさん見られるのは嬉しいですね(←なぜかカタツムリが好き)。


カタツムリの画像を載せようと思いましたが、嫌いな人もいるかもなのでイラストにしました。

私は先日、ある場所で「○○派ゲーム」というのをやりました。「犬派? 猫派?」などが有名ですが、要するに「どちらが好きか」ということなのですが、これをゲームとしてやってみたわけです。
手順としては、参加者一人ひとりに「○○派」の案を出してもらいます。「犬派・猫派」ももちろん出ましたが、ほかにも

・映画を見るなら 映画館派? 家でDVD派?
・カレーは 甘口派? 辛口派?
・麺類と言えば うどん派? そば派? ラーメン派?
・目玉焼きに付けるのは しょうゆ派? ソース派? マヨネーズ派?
・好きなものを食べるのは 最初派? 最後派?

……などなど、面白い「○○派」の案がたくさん出ました。私がビックリしたのは、ある参加者さんが提案した「コタツで食べるのは みかん派? アイス派?」という選択肢でした。
私は、そもそも「コタツでアイスを食べる」なんていう選択肢があると思っていませんでした。冬なんだから寒いだろうと……。でも「アイス派」の言い分は「寒いからこそコタツで食べる。コタツに入りながらだから寒くない」とのことでした。なるほどなぁ……と思いました。私は知らなかったけれど、けっこうメジャーな「派閥」だったんですね。

そんな感じで、たくさんの「○○派」を提案してもらった後、メンバーが順番に「どっち派か」を、発表します。この時にルールを2つ決めました。1つ目は「他の人の主張を否定しない」こと。2つ目は「どっち派でもない場合には、そう伝えてもいい」ということです。例えば「カレーは甘口派でも辛口派でもなく中辛派」とか「そもそもカレーが好きではありません」とか、そういう風に発言しても良いことにしました。
そうすると1人の参加者に関して、選択肢の数だけ「○○派」が提示されることになります。ちなみに私は「カレーは激辛派、映画はDVDだけど本当に観たいときは映画館派、コタツではミカン派、飼うなら猫派、目玉焼きにはしょうゆ派、海と山ならどっちも行きたい派、夏と冬なら夏が好きだけどスキーだけは捨てがたいのでやっぱり冬も好き派、袋麺ならチキンラーメン派」……という感じでした。
メンバーのひとりひとりがそのように自己開示してゆくと、意外な一面が見えたりもします。また「どっち派でもない」という選択肢もあるので、そういうときには、その人なりのユニークな価値観が見えたりもして、とても楽しいセッションになりました。

人と話すとき、話題が見つからなかったり緊張したりして、うまく話が弾まないこともあります。そんなとき、こんな風に「○○派」なんていうテーマを設定すると、肩の力を抜いてコミュニケーションをとることができるかもしれません。よく知っている人相手であっても、改めて尋ねると意外な一面を知ることができる可能性もあります。
梅雨は雨が多くて、外に遊びに出かけるのも億劫な気分の日もありますよね。そんな時は、屋内でゆっくりと、こんなコミュニケーションに時間を費やしてみるのもいいかもしれませんね。


雨の日の、家の中のお伴です。

2017年 6月のメッセージ 田島

みなさんこんにちは。6月のメッセージを担当します。田島です。

この原稿を書いている途中で沖縄が梅雨入りした事を知りました。オフィスの所在地である春日部もじきに梅雨入りすることでしょう。

梅雨の時期と言うと、私たち人間にとっては中々過ごしにくい時期ですが、雨の日にガラス越しに眺める木々の緑は雨に濡れてもより一層生き生きとしているように見えたりもします。

雨の日に皆さんはどのように時間を過ごしておられるでしょうか。

出不精の私は専ら室内に引き籠り、見たかった映画をDVDで鑑賞したり、いつか読もうと思いながら本棚の肥やしになっていた小説をここぞとばかりに読んだりしています。

今日はそんな本棚をテーマにメッセージを書いていきたいと思います。

本棚には少なからずその人の個性が表れます。その中に納まっている本の種類を見ればその人の興味や関心の対象が解るかもしれません。また、本の収め方からも丁寧に本が並べられていたら几帳面な人なのだなということが感じられるでしょうし、逆に乱雑に本が積み重ねられているだけならば、なんだズボラな人なんだなということも解ったりもするでしょう。

小学校の時にお邪魔した友人の部屋の本棚で面白いマンガに出会ったり、大学生の時に訪問した当時尊敬していた教授の本棚には、なんだか難しそうだけど、それを読んだら少しはマトモな、ひとかどの人物になれるのだろうかと思わせてくれそうな、そんな本と出会う事もありました。
自分ではない誰かの本棚を見せて貰う事は、その人の本棚からその持ち主の事を考えたり、それと照らし合わせて自分の事を考えたり、案外面白い事なんだと私は思います。

阿部オフィスを訪れた事の在る方にはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが。オフィスには阿部先生の本棚があったりもします。

スタッフルームには阿部先生が集めたのであろう専門書が連なっていたりしますが、お客様用の本棚はオフィスの利用者の方にも読んで頂けるような本が並んでいます。
ちょっと写真でも紹介しましょう。

おぉ・・・・・思いのほかたくさん本が詰まっていますね。

真ん中にはDVDがありますね。乗馬が趣味の先生ならではの映画ですね・・・

話題の小説もあります。

上の方には・・・マンガなんかもありますね。

隅っこの方には、エグザイルのDVDなんかもあります。

何だか想像していたよりも、阿部先生の興味の幅はとても広くて、それでいて色んなテーマの本が詰まっている様です。臨床経験を重ねて行く中で、様々な人と出会う中で積み重なって行った本なのでしょうか。

今度オフィスに出勤した時には、どれか1冊手に取って見ようかと思います。

オフィスを利用されている方でしたら手の届く場所に本棚がありますので、オフィスにいらした際によろしかったら是非本棚を覗いてみてください。

雨の日を過ごす時や、電車に乗って時間を過ごす時の素敵な相棒が見つかるかもしれません。

2017年 5月のメッセージ 櫻井 由史

こんにちは。カウンセラーの櫻井由史です。
5月のメッセージを担当します。よろしくお願い致します。

5月、空を見た時、目に映る色彩が、少しずつ変わっていくことを感じます。
季節の移り変わりと同様に、変わっていくものがあります。
いつまでも同じ“時”が続くことはないのでしょう。

それは、儚さであったり、次に繋がるものであったり、
時には、先が見えなくなったり。
そんなこともあったりします。

そうではあっても、
“どう捉えるか”
そのこと1つで、また違う景色が見えるのは、不思議なものです。

臨床心理士になり、5年が経ちました。

ふり返ってみようとしても、
それはうまくはできないほどに、
そこには、無数の足跡があるように感じます。
自分のものだけではなく、出会い、関わった方々のものも含めて。

そして、今、ここにいます。
また、こうやって歩んでゆきたい。
ただただ、そういう想いです。

また1年、どうぞよろしくお願い致します。